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7歳の子どもと絵日記を始めた理由

Admin2026.02.12
7歳の子どもと絵日記を始めた理由

Key Highlights

7歳の子どもとの絵日記は、単なる文字の練習ではありません。読書記録から始まった文字への親しみから、遊びのように楽しむ記録へと発展。完璧さよりも大切な、子どもの目線で綴る「人生の記録」の作り方と、親子のコミュニケーションを深める方法を紹介します。

読書記録から始まった文字との出会い

子どもが幼稚園で読書記録を始めました。これは週に2回、先生が読んでくれた絵本のタイトルと作者を、お小遣い帳のように書き留める活動でした。最初は難しくて嫌がっていましたが、1年近く経った今では、読書記録帳が3冊にもなるほど慣れて成長しています。幼稚園で始まったこの習慣を家でも続けたいと思い、週末には時々図書館に立ち寄って本を借りて読み、読書記録帳に記録する習慣を継続しています。

日本の幼稚園児が読書記録帳に本のタイトルを書いている様子

「遊び」のように楽しむ一日の振り返り、私たちだけの絵日記

文字を書くことへの抵抗がなくなったようなので、もう少し広げてみたいと思うようになりました。そこで、子どもと一緒に「日記を書くこと」を思いついたのです。しかし、宿題のように感じさせたくありませんでした。レゴ遊びのように楽しい「遊びの延長」であるべきだと思ったからです。平日の夕食時、美味しい食事をしながら子どもに「今日一日どうだった?」と尋ねると、子どもは楽しそうに話します。私はその話を絵日記のウェブサイトにタイプし、スクリーンに大きく表示された文字を子どもが紙に丁寧に書き写すという方法で進めています。たった10分!負担のない時間で、子どもは一日のできごとを可愛い文字で表現し、小さな手で直接書く貴重な経験をしています。

完璧さよりも大切な、記録のプロセス

私が最も大切にしているのは、子どもが書いた文字の完璧さではありません。たとえ誤字があっても、字が少し歪んでいても大丈夫です。子どもが自分の一日を落ち着いて振り返り、自分だけの言葉で自由に表現し、その表現がそのまま紙に残る「プロセス」そのものが本当に貴重だと考えています。このプロセスを通じて、子どもは自然と自分の考えや感情を整理し、表現する方法を学ぶだろうと信じています。そして、書くことを宿題ではなく、楽しい遊びとして受け入れるようになるでしょう。

子どもの視点で積み重ねる「人生の記録」

毎日10分ずつ、短いながらも大切な記録が積み重なっていくとき、それは単なる日記帳ではなく、子どもの澄んだ言葉と純粋な視線が詰まった、世界で最も特別な「人生の記録」となるでしょう。将来、これらの記録は、子どもがどのように成長してきたかを鮮やかに示す貴重な証拠となり、自分を深く理解し振り返る素晴らしいツールになると信じています。親として私たちは、子どもの最も純粋で輝かしい瞬間を永遠に大切にすることができるのです。

小さな手で丁寧に書かれた、積み重ねられた絵日記の束

読書記録から始まった小さな勇気が、子どもが一日を記録する習慣へと繋がる過程を見て、記録の力を改めて実感しました。子どもと一緒に書く日記は、単なる文章を書くことではありません。子どもの人生を尊重し、成長を応援し、一緒に美しい思い出を作っていく特別な旅です。あなたも子どもと一緒に、世界で最も特別な「人生記録遊び」を始めてみませんか?

絵日記の書き方

1段階: 「私たちだけの日記帳」の準備

  • 日記帳ファイルの印刷: 最初は可愛い日記帳を買ってあげようかと考えましたが、毎日書かないかもしれないのに、あまりに立派なノートを用意すると子どもがプレッシャーを感じるかもしれないと思いました。そこで、自分で日記帳の罫線が入ったファイルを探し、A4用紙に両面印刷して使っています。このように印刷した紙は軽くて、なくしたり汚したりしても負担が少ないので、子どもも私も気軽に使えるようです。子どもは自分で選んだノートの表紙を貼り付けながら、「自分だけの日記帳」という気持ちになったようでした。
  • 聞き書きウェブサイトの準備: 子どもの話を書き留めるためにノートパソコンを用意しました。重要なのは、子どもが自分の話を興味深く見て、書き写すことができるツールでした。文字が大きく表示され、句読点も明確になっているのが特徴です。タブレットでもブラウザで簡単にアクセスでき、デスクトップにお気に入り登録しておけば素早く始められるので便利でした。

2段階: 「一緒にやってみようか?」と気軽に提案することから始める

子どもが幼稚園から帰ってきて夕食を食べた後、少し余裕ができた頃に子どもに「今日面白かったこと、覚えていることある?パパと一緒に日記に書いてみようか?」と尋ねます。重要なのは、「義務」ではなく「提案」であるという点でした。子どもの体調が悪い時や、とても疲れているように見える時には無理強いしませんでした。子どもが話し始めると、ノートパソコンを立ち上げて聞き書きウェブサイトにアクセスします。子どもは、パパが自分の話を真剣に聞いて記録しているという事実を楽しんでいるようでした。

日本の親が子どもに優しく語りかけ、子どもの話を聞いている様子

3段階: 子どもの言葉で聞き書きする

子どもが幼稚園で友達と遊んだ話、絵を描いた話、道で見た風景の話などを話しても大丈夫です。私は子どもが話すそのままをウェブサイトに書き留めます。子どものたどたどしい文章や繰り返される表現も、できるだけそのまま入力するように努めています。

話が長くなりすぎたり、簡潔にまとめる必要があったりする時は、ウェブサイトの「AI校正」ボタンを活用します。「文字数を減らす」や「〇文字以上に増やす」といったオプションを選択し、聞き書き開始ボタンを押すと、子どもの話が自然に整えられて画面に表示されるのです。例えば、子どもが「今日幼稚園でAちゃんと滑り台に乗ったけど、すごくすごく楽しかった!」と言った場合、「今日幼稚園でAちゃんと滑り台に乗りました。本当に楽しかったです。」という風にです。この過程で、子どもの本来の意図を損なうことなく、後で子どもが読んだり書いたりしやすい文章になっているようでした。

4段階: 「絵を描くように」書き写す子どもの時間

聞き書き画面に切り替わると、子どもの話が大きな文字で、句読点がしっかり入った状態で表示されます。子どもはまだ簡単なひらがな程度は読めますが、完璧に文章を読んで理解する段階ではありません。しかし、画面に表示された文字を「絵」のように認識して書き写すことはできるようです。一文字一文字ゆっくりと、一画一画なぞるようにして自分の話を紙に書き写す姿は、とても真剣に見えました。この過程で、子どもは文字の形を覚え、句読点の大切さも自然と認識するようでした。完成した一文の文字を見て、子どもは誇らしげな表情を浮かべることもよくあります。

日本の7歳の子どもがタブレットの文字を紙に丁寧に書き写している様子

日記を書くのは「いつ」が良いでしょう?

この日記の書き方は、子どもの書く力を一気に向上させるための方法ではないと私は考えています。むしろ、子どもとのコミュニケーションを通じて一日を締めくくる意味のある時間が必要だと感じた時に、子どもと一緒にやってみる方法でした。子どもが今日何を見て、何を感じ、どんな考えにふけったのかが知りたい時、そしてその瞬間を流さずに大切にしたい時にです。また、子どもが自分の話を整理し表現する経験を通して、自分自身を理解する小さな出発点となることを願う時、この日記の書き方がかなり役立つと感じるでしょう。

すべての子どもに通用する方法でしょうか?(限界と例外)

もちろん、この方法がすべての子どもに通用する魔法のような解決策ではないかもしれません。子どもによって気質が異なりますし、言語発達の速度や興味を持つポイントも違うでしょうから。ある子どもは聞き書きそのものに抵抗を示すかもしれませんし、毎日日記を書くことに飽きてしまうかもしれません。そのような時は、無理にやらせるよりも、絵日記にしたり、回数を減らしたりするなど、柔軟に対応することが重要だと思います。うちの子も、時には「パパ、今日は口だけでいい?」と話すことがありますが、そんな時は「うん、大丈夫!今日はママがあなたの話を代わりに書いてあげるね。」と言って、子どもの意見を尊重するようにしています。このすべてが決められた答えではありませんから。むしろ、子どもの反応を見ながら調整していく過程そのものが重要だと感じることもあります。

7歳の子どもとの日記の旅は、今も続いています。このルーティンが子どもにどのような変化をもたらすかはまだ分かりませんが、一日の終わりに子どもの話を聞き、一緒に文字を書き、完成した日記帳を見て満足そうな笑顔を見せる子どもの姿を見ると、私はこの時間が私たち家族にとって貴重な記録として残るだろうと期待しています。時には字が歪んでいたり、話が突拍子もなかったりしても、このすべての過程が、子どもが世界を理解し表現する自分だけの方法を見つけていく小さな一歩なのではないか、そんなことを考えています。この話は、また別の一日の始まりとなるでしょう。